top of page

トップ  >  ESD・SDGsに関連した学校支援

- ​ESD・SDGsに関連した学校支援 -

 岡山ユネスコ協会ではESD・SDGsに関連した学校支援として、岡山市内の学校と連携した活動を行っています。主な活動内容として、子供たちの意欲的な課外活動の支援として岡山ユネスコ協会で独自活動をしていますSDGs(ESD)パスポートの運用、各学校へ出向き、平和について学習する出前授業を行っています。

☆ユネスコSDGs(ESD)パスポート事業 トピックス☆

‐ ユネスコSDGs(ESD)パスポートとは?

‐ ユネスコSDGs(ESD)パスポート 内容と事例

‐ 30ボラン達成者 活動を実施して気づいたこと分かったこと

‐ パスポート体験発表会

パスポート02.jpg

◎ユネスコSDGs(ESD)パスポートとは?

 ​ユネスコSDGs(ESD)パスポートは、小・中・高等学校の児童生徒がパスポートをボランティア活動への参加のきっかけのツールとし、福祉や環境、平和等の地域や世界が抱える課題を知り、自ら解決する行動力を育めるように、一人ひとりの努力を記録し応援する取組みです。また、子どもたちの成長の記録を書き留める記録帳にもなります。日本ユネスコ協会連盟ではこの取り組みを2013年から名前を変えながら行い、岡山ユネスコ協会の管轄では約30校の小・中学校で7,000名を越える児童・生徒が取り組んでいます。

なお、この事業には地元企業16社の協賛をいただいています。   パスポート作成協賛企業様

◎ユネスコSDGs(ESD)パスポート 内容と事例

・活動時間の単位はボラン(ボランティアの短縮形)とします。

・ボランティア活動の45分から2時間の活動を1ボラン、2時間以上の活動の場合は2ボラン。

認定するボランティア活動は、「地域・社会の課題解決にむけて、 無償で自ら進んで人の役に立とうという地域社会(学校外)での奉仕活動」が対象です。学校の教育活動(職業体験活動、地域貢献活動も含む)の一環として行われるものは、ボランティア活動として本事業のカウントの対象にはなりません。

・国際協力に関わる活動

- 街頭募金(世界寺子屋運動など)

- 書きそんじハガキ(回収と整理)

・国際交流

‐ 留学生との交流の企画・サポート

・平和に関する活動

- 平和の鐘をならそう(運営スタッフ)

環境保護にかかわる活動

- リサイクル活動(空きビン、エコキャップ、プルタブ等)

- 自然保全活動

- 清掃美化活動(町内のゴミ拾い、草 取り、駅舎清掃など)

・文化,芸術にかかわる活動

-  伝統文化や郷土芸能の継承・発展 に参加(ボランティアガイドなど)

- 社会教育施設等での文化祭等の企画運営                         

 などなど....

 

 2020年度はコロナ禍の影響で例年のような活動が難しい状況でしたが、30ボラン達成の名の皆さんには認定証の賞状と副賞、15ボラン達成の63名の皆さんには奨励賞の賞状が贈られました。

◎30ボラン達成者 活動を実施して気づいたこと分かったこと

 ​30ボランを達成した生徒の皆さんが、ボランティア活動を通して分かったことや気づいたことについてまとめてくださったものを紹介します。

 普段は地域の方々や地域の子どもたちとの関わりがあまりなかったが、このボランティア活動を通して、改めて人との関わりの大切さや人の温かさを理解しました。子どもたち一人ひとりにも個性があり、しっかりと自我があって、接し方にも工夫がいり、とても勉強になりました。それに、人のために動くということが、こんなにも気持ちのいいものだと改めて知りました。善いことをするって、気持ちいいんですね。このSDGsパスポートがあることで、ボランティア活動に参加しようと思い、とてもいい経験になったので、小さなことでもいいから善い心をもって生活していきたいと思います

岡山市立御南中学校 3年 三浦 朔弥 さん

 中学校から本格的なボランティア活動に多く取り組んできましたが、ボランティア活動をすると周りからお礼を言われたり、多くの方々の笑顔を見たりすることができました。ボランティアをする方もされる方も気持ちよくなれることから、改めてボランティア活動の良さを知ることができました。また、私は受付をしたり子どものお世話をしたりと、人とふれあうことが多かったので、子どもや大人、人によってどう対応すればいいかや何かが起こった時どう行動すべきなのかをよく考えながら交流することができたと思います。このように、地域の方々と交流する機会が多いところも、ボランティアの良さだと思いました。ボランティア活動を通して、学ぶことも多くあり、たくさんの貴重な経験もできました。改めてボランティア活動の大切さを知り、またこれからも続けていこうと思います。

岡山市立御南中学校 3年 木下 美湖 さん

 ボランティア活動に参加することで、地域の人々から「ありがとう。」と感謝され、ボランティアを募集する側も参加する側もうれしくあたたかい気持ちになるということを学びました。地域など、身のまわりの問題について、他人事のように考えるのではなく、自発的によりよくしていこうと考えて行動することが大切だと思いました。これから自分のことだけを考えるのではなく、地域など身のまわりのことから世界の箏までを考えられるような大人になりたいと思います。        

岡山市立御南中学校 3年 中尾 真緒 さん

◎パスポート体験発表会

 年に一度、岡山市教育委員会との共催により、「SDGs(ESD)パスポート体験発表会」を実施することで、他校の取り組みを知るとともに、ディスカッションを通して持続可能な社会の実現に向けて考える貴重な機会にもなっています。(2020年からは中断)

これまでに実施した体験発表の中から、活動の様子を紹介します。

 

 

 

パスポート03.jpg
パスポート04.jpg

岡山市立千種小学校のポスターセッション

 千種小学校は、天然記念物の「アユモドキ」を守る活動について発表しました。岡山淡水魚研究会や地域の方々の力も借りて、人工繁殖を行い、産卵から稚魚へと成長する様子を観察したり世話をしたりしています。同様にアユモドキを守る活動をしている京都府亀岡市の保津小学校との交流もしています。多くの方々とつながりをもちながら、豊かな自然を守るために、自分たちでできることをがんばっています。

岡山市立​後楽館中学校のスライドによる発表

 後楽館中学校は、「ブルガリアとの交流」について発表しました。交流先の第18総合学校とは、季節ごとにクリスマスカードと年賀状のやり取り、お守りと手作りうちわの交換等をしてきました。今年度は、SDGsの一つから「住み続けられる街づくり」をテーマにして3.6メートル幅の巨大壁画作りに挑戦しています。共同で完成させた壁画を東京オリンピックの会場に展示し,平和の素晴らしさを発信するそうです。。

bottom of page